ストア哲学Dawnstone

マルクス・アウレリウス

ローマ皇帝・ストア派哲学者 · 121–180年

マルクス・アウレリウスは最盛期のローマを統治しながら、最も知られた著作『自省録』を、他人に見せるためではなく自分あての覚え書きとして書きました。公正であること、動じないこと、自分の力の及ばないものに引きずられないこと — その反復です。現実の重圧の下で実践されたストア哲学を、これほど近くから見られる記録は他にありません。

私を害する者も、同じ知性、同じ神性の分け前にあずかる。誰も私に醜きものを刻めぬ。私は同胞に害されえず、彼らを憎むこともできぬ。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.1
この世を去ること、もし神々がいるなら恐れるに足らぬ。神々はお前を悪に巻き込みはせぬ。神々が在らぬか、人事を顧みぬとしても、神も摂理もない世に生きることが、私に何だというのか。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.11
死をそれ自体として見よ。想像が付け足す像をはぎ取れ。それは自然の働きにほかならぬとわかる。自然の働きを恐れるのは、子どもじみている。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.12
二つを心に留めよ。万物は永遠の昔から同じ形でくり返す。百年見ても新しきものはない。そして最も長く生きる者も、最も早く死ぬ者も、失うものはちょうど同じである。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.14
身体に属するすべては流れ。魂に属するすべては夢と蒸気。生は戦であり、旅人の宿り。名声のあとには忘却。何が人を導きうるか。ただ一つ、哲学だけが。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.17
私とは何であれ、わずかな肉と息と、支配する心。書物を投げ捨てよ。気をそらすのをやめよ。いま死ぬかのように肉を侮れ。それは血と骨、神経と血管の織りなしにすぎぬ。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.2
お前はいま、自分がどんな全体に属するか、時の限りが己に定められていることを見なければならぬ。それを用いて心の雲を払わなければ、それは去り、二度と戻らぬ。
マルクス・アウレリウス · 自省録 II.4
目の前のことに、理に従って真剣に、力強く、静かに励み、いま返すかのように内なる己を清く保ち、何も期待せず、何も恐れず、一語一語を信をもって語るなら、お前はよく生きるだろう。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.12
善き者に固有のものとして残るもの。起こることに、己に紡がれた糸に満ち足りること。胸に植えられた神性を汚さず、これを静かに保ち、真理に背くことを何も言わぬこと。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.16
そのような者は神々の祭司に似る。快楽に汚されず、苦に害されず、侮辱に触れられず、最も気高き戦いの闘士、正義に深く染まり、定めとして与えられたすべてを、魂のかぎりに受け入れる。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.4
正義、真理、節制、勇気にまさるもの、理が可能にすることに己の心が満ち足りる以上のものを見いだしたら、魂のかぎりそれへ向かえ。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.6
約束を破り、自尊を失い、憎み、疑い、呪い、偽善を演じさせるものを、決して益あるものと評価するな。己の知性と内なる神を何より重んじる者は、孤独も群衆も必要としない。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.7
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