ストア哲学Dawnstone

「自分の力が及ぶもの」についてのストア派の名言

ストア哲学に、ほかのすべてを支える考えが一つだけあるとすれば、これです — あることは我々次第であり、あることはそうではない。判断、意図、反応は我々のもの。評判、健康、他人、そしてほとんどの結果はそうではない。エピクテトスが手引きの冒頭にこの区別を置いたのは、残り全部がここから導かれるからです。ストア派の読みでは、苦しみの多くは、自分の平静を力の及ばないものに賭けたときに起こります。以下は、その線引きと、世界がこうであれと要求するのをやめたときに現れる自由について、最も明快に語られた言葉です。

24の言葉 マルクス・アウレリウス, セネカ, エピクテトス

目の前のことに、理に従って真剣に、力強く、静かに励み、いま返すかのように内なる己を清く保ち、何も期待せず、何も恐れず、一語一語を信をもって語るなら、お前はよく生きるだろう。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.12
こう言う者を考えよ。「買い、建て、貸し、取り立て、名誉を得て、それから老いて安楽に身をゆだねよう」と。そうしたものはすべて、運に恵まれた者にとってさえ不確かだ。われわれの誰一人、来たるべき日々を当てにする権利を持たぬ。
セネカ · 書簡 CI.1 (ON THE FUTILITY OF PLANNING AHEAD E)
このような時、人は何を備えておくべきか。これだ。何が我がもので何がそうでないか、何が許され何が許されぬか。私は死なねばならぬ。では嘆きながら死ぬべきか。鎖につながれねばならぬ。それもまた嘆くべきか。
エピクテトス · 語録 1.2
そのような者は神々の祭司に似る。快楽に汚されず、苦に害されず、侮辱に触れられず、最も気高き戦いの闘士、正義に深く染まり、定めとして与えられたすべてを、魂のかぎりに受け入れる。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.4
君の病は、その原因を君が抱えているかぎり、陸も海も越えて君を痩せ衰えさせるだろう。逃げ出すことに何の益があろう。君が逃げているそのものは、君のうちにあるのだ。
セネカ · 書簡 CIV.1 (ON CARE OF HEALTH AND PEACE OF MIND )
誰が私を妨げよう、微笑みと、晴れやかさと、満ち足りた心で進むことを。私を鎖につなぐと言うのか。この私を、鎖に。わが足を縛ることはできよう。だがわが意志は、ゼウスその人でさえ屈服させられぬ。
エピクテトス · 語録 1.2
約束を破り、自尊を失い、憎み、疑い、呪い、偽善を演じさせるものを、決して益あるものと評価するな。己の知性と内なる神を何より重んじる者は、孤独も群衆も必要としない。
マルクス・アウレリウス · 自省録 III.7
実際に試みた者で、これらの務めが偽りだと知った者がいただろうか。やってみれば、より易しいと分からなかったことがあったろうか。われわれの自信のなさは困難の結果ではない。困難はわれわれの自信のなさから生じるのだ。
セネカ · 書簡 CIV.1 (ON CARE OF HEALTH AND PEACE OF MIND )
暴君は縛るだろう、何を。足を。奪うだろう、何を。首を。決して縛れず、奪えぬものは何か。意志だ。それゆえ古人は説いた、汝自身を知れと。小さきことから始め、大いなることへと進むがよい。
エピクテトス · 語録 10.5
支配する心は定まった材料を要さぬ。火が落ちてくるものをとらえるように、立ちはだかるものから材料を作る。小さき炎を消すものが、強き火を養い、これを高く燃え上がらせる。
マルクス・アウレリウス · 自省録 IV.1
黄金も銀も、豪奢に飾った家々を重くするほかのすべても、投げ捨てよ。自由はただでは買えぬ。もし君が自由を高く値踏みするなら、ほかのすべては低く値踏みせねばならぬ。
セネカ · 書簡 CIV.1 (ON CARE OF HEALTH AND PEACE OF MIND )
お前を乱すのは、お前自身の思いなしである。暴君が足を縛ると脅すとき、足を重んじる者は哀れみを乞う。だが意志を重んじる者は言う。お前にそのほうが益だと思うなら、縛るがよいと。
エピクテトス · 語録 11.2
手近な原則のうち、まずこれを保て。外なるものは魂に触れぬ。それらは動かぬままにとどまる。お前が感じる乱れは何であれ、ただ内に生じる思いなしから来る。
マルクス・アウレリウス · 自省録 IV.3
われわれの魂は、この法に従い、これに倣い、これに服するよう、おのれを整えねばならぬ。何が君に降りかかろうと、それは降りかかるべくして降りかかったと受けとめよ。自然をののしりたい衝動を、おのれに許すな。
セネカ · 書簡 CVII.1 (ON OBEDIENCE TO THE UNIVERSAL WILL )
己のものを保て。他人のものを己のものと主張するな。与えられたものを用いよ。何かが奪われたら、こだわりなく手放し、用いえた間のことを感謝せよ。
エピクテトス · 語録 26.3
お前にとっての悪は、他人のうちにも、お前の身体の変化のうちにもない。それは、お前のうち、悪について思いなす部分にある。その部分が思いなさぬようにすれば、すべてはよい。
マルクス・アウレリウス · 自省録 IV.39
神々がわれら一人一人に守護者を定めたのか、それとも運命の手に委ねられたのか、それはともかく、人にかけうる最も重い呪いは、おのれ自身と敵対せよと願うことに勝るものはない。
セネカ · 書簡 CX.1 (ON TRUE AND FALSE RICHES F rom my v)
己が何者か、何が真で何が偽か、何が善で何が悪かを知らぬ者は、正しく欲することも行うこともできぬ。何者かであると思い込んで、ものも言わず、目も見えぬまま歩む。
エピクテトス · 語録 31.7
波が絶え間なく砕ける岬のようであれ。それは揺るがず立ち、水を鎮める。これが起きたから私は不幸か。否、むしろ幸いだ。私はなお苦しみから自由で、現在にも未来にも打ちひしがれぬのだから。
マルクス・アウレリウス · 自省録 IV.49
わが哲学者ポセイドニオスのことばがある。たまたま運命の武器を握っているからといって、決しておのれを安全と思うな。代わりにおのれの武器で戦え。
セネカ · 書簡 CXIII.1 (ON THE VITALITY OF THE SOUL AND ITS ATTR)
日々おのれを鍛えよ。毎朝、出会う人とものを一つひとつ吟味せよ。規準を当てよ。これは意志のうちか、外か。外なら、退けよ。
エピクテトス · 語録 35.2
力のうちにあるなら己を動かせ。誰かが見ているか見回すな。プラトンの国家を期待するな。最も小さきことがうまくいけば満足せよ。
マルクス・アウレリウス · 自省録 IX.29
天に等しい偉大さをもつかの王国を、彼らは何も知らぬ。おのれを治めることこそ、最も高き統治である。正義がいかに神聖なものかを、彼女に教えさせよ。常に他者の善に心を配るその正義を。
セネカ · 書簡 CXIII.1 (ON THE VITALITY OF THE SOUL AND ITS ATTR)
彼は宣告を雄々しく耐えた。それは意志のうちにあり、善である。お前の息子は死んだ。何が起きたのか。お前の息子は死んだ。それだけだ。あとはお前自身の付け足しだ。
エピクテトス · 語録 37.3
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